東南アジア学会第103回研究大会プログラム
日時: 2021年12月4日(土)・5日(日)
会場: オンライン開催
会場校: 龍谷大学(瀬田キャンパス)
共催: 龍谷大学社会学部学会
※ プログラム全体のタイムテーブルはこちら
1日目 12月4日(土)
【Meeting Room 1】
8:45 開室
9:00-9:10 開会の辞 青木惠理子(龍谷大学)
自由研究発表第1セッション[報告要旨]
9:15-9:50 アグロエコロジー的農業への転換の有効性と課題: カンボジア・バッタンバン州を事例として
江角泰(特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス)
9:55-10:30 インドネシアにおけるザカート(喜捨)のデジタル化とその課題
足立真理(立命館大学/日本学術振興会特別研究員)
10:35-11:10 TRIPs協定下にあるタイ王国の知的財産制度に関する報告: タイの「経済発展」に有効な知的創造教育小特許制度の普及
森哲也(特許業務法人日栄国際特許事務所)
11:15-11:50 タイヤイ移民の主体的な教育の選択: タイ国北部チェンマイ県におけるタイヤイ移民第1.5世代および第2世代の高等教育への進学に着目して
朴苑善(大阪大学・博士後期課程)
11:55-12:05 自由談話
【Meeting Room 2】
自由研究発表第2セッション[報告要旨]
9:15-9:50 ふたつのチャンパー国家間における1397年の紛争に関する一考察: 八天干(ウィンドゥ)と十二地支(ナクシャトラ)との組合せ暦を基にして
新江利彦(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・フェロー)
9:55-10:30 ドイモイ後のベトナムにおけるオペラと国家体制の正当性
加納遥香(一橋大学大学院修了・博士(社会学))
10:35-11:10 コミュニティのジェンダー: ベトナムの多世代相互扶助クラブと女性たち
加藤敦典(京都産業大学)
11:15-11:50 東日本大震災と外国人移住者: カトリック仙台教区におけるフィリピン人共同体形成を中心に
寺田勇文(上智大学・名誉教授)
11:55-12:05 自由談話
12:05-13:00 昼食休憩
【Meeting Room 3】
パネル1[報告要旨]
12:45 開室
13:00-15:30 東南アジアのイスラーム書にみる「天国と地獄」: 死生観および社会道徳観への影響
代表: 菅原由美(大阪大学)
13:00-13:05 趣旨説明
菅原由美(大阪大学)
13:05-13:30 第1報告: マレー語キターブにおける終末と来世: 人々は何に関心を寄せてきたのか
久志本裕子(上智大学)
13:30-13:55 第2報告: 19 世紀ジャワにおける地獄物語の変容: 『髑髏物語』と『天国と地獄に関する詳細な知らせ』の比較から
菅原由美(大阪大学)
13:55-14:20 第3報告: 死と終末の語りによる社会道徳の啓蒙: 米国統治期ミンダナオの『来世の物語』にみる民謡歌手の意図
川島緑(上智大学・名誉教授)
14:30-15:00 コメント: 川田牧人(成城大学)、片岡樹(京都大学)
15:00-15:30 総合討論
【Meeting Room 4】
パネル2[報告要旨]
12:45 開室
13:00-15:30 東南アジアの境界域および紛争経験社会からみた共生的関係と身体
代表: 堀江未央(岐阜大学)
13:00-13:10 趣旨説明
堀江未央(岐阜大学)
13:10-13:25 第1報告: バングラデシュにおける「他者」との共在: 身体・場所・被傷性
杉江あい(名古屋大学)
13:25-13:40 第2報告: メコンデルタ多民族社会の混交と忌避の語りから考える身体
下條尚志(神戸大学)
13:40-13:55 第3報告: 中国南部トン族の平等主義社会における身体と差別と関係
黄潔(名古屋大学)
14:00-14:15 第4報告: もめごとを/が生み出す関係: 雲南ラフにおける移動と身体
堀江未央(岐阜大学)
14:15-14:30 第5報告: 身体からみる宗教-民族的差異の動態: 南部フィリピンにおけるムスリム-キリスト教徒混住社会の事例
吉澤あすな(京都大学)
14:40-15:00 コメント: 松尾瑞穂(国立民族学博物館)
15:00-15:30 総合討論
【Meeting Room 5】
会員総会
15:40-16:00 受付:参加者ログイン後、名簿と照会のうえ、入室許可手続き
16:00-17:00 会員総会
【Meeting Room 6】
東南アジア史学会授賞式・受賞講演
17:00 開室17:10-18:10 第19回東南アジア史学会賞授賞式・受賞記念講演
外山文子(筑波大学)「タイ立憲主義研究を巡る試行錯誤: 普遍から特殊へ」
2日目 12月5日(日)
【Meeting Room 7】
8:45 開室
自由研究発表第3セッション[報告要旨]
9:00-9:35 (資料紹介)『南洋と日本人』写真/写真絵葉書百選
青木澄夫(中部大学・元教授/JICA元職員)
9:35-9:45 自由談話
パネル3[報告要旨]
9:50-12:20 フィリピン・ベトナムにルーツを持つ子どもたちの母語・継承語学習をめぐる状況
代表: 近藤美佳(大阪大学)
9:50-9:55 趣旨説明
近藤美佳(大阪大学)
9:55-10:20 第1報告: 公立小学校における母語教室が目指すこと: ベトナムルーツの子どもたちへの学習支援活動を通して
近藤美佳(大阪大学)
10:20-10:45 第2報告: フィリピンにルーツを持つ子どもに対する母語・継承語学習支援の意義と課題
矢元貴美(大阪大学)
10:45-11:10 第3報告: 在日ベトナム人家庭における母語・継承語について
ファム・フィー・ハイ・イェン(大阪大学大学院言語文化研究科・博士後期課程)
11:20-11:50 コメント: 櫻井千穂(大阪大学)、松永典子(九州大学)
11:50-12:20 総合討論
【Meeting Room 8】
8:45 開室
自由研究発表第4セッション[報告要旨]
9:00-9:35 バジョの治療儀礼実践から見る空間認識: インドネシア南東スラウェシバジョ集落における精霊信仰と海
加藤久美子(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科・PD)
9:35-9:45 自由談話
パネル4[報告要旨]
9:50-12:20 東南アジアにおける宗教文献研究の意味とその将来性: 「在泰京越南寺院景福寺所蔵漢籍字喃本」調査結果を通じて
代表: 大野美紀子(京都大学)
9:50-10:00 趣旨説明
大野美紀子(京都大学)
10:00-10:10 第1報告: ワット・サマナーナムボーリハーン(在泰京越南寺院景福寺)の発展におけるベトナム移民の関与について
Thanyathip Sripana(Chulalongkorn大学)・西田昌之代理報告(国際基督教大学)
10:10-10:20 第2報告: 景福寺所蔵の仏伝資料の系譜と宗教的機能: 合綴本「釈氏国音」を中心に
亀山隆彦(龍谷大学)
10:20-10:30 第3報告: 料紙調査からみた「在泰京越南寺院景福寺所蔵漢籍字喃本」の基礎的考察
小島浩之・矢野正隆(東京大学)
10:30-10:40 第4報告: 漢字・字喃対訳版『佛説天地八陽經』所収字喃の方言的特徴について
清水政明(大阪大学)
10:50-11:20 コメント: 武内房司(学習院大学)、芹澤知広(天理大学)、岩月純一(東京大学)
11:30-12:20 総合討論
12:20-13:15 昼食休憩
【Meeting Room 9】
大会シンポジウム 「なれずしを食べる人びと: メコン川流域と琵琶湖域の比較食文化誌」[報告要旨]
共催: 龍谷大学農学会、龍谷大学発酵醸造微生物リソース研究センター
13:15-13:30 趣旨説明
落合雪野(龍谷大学)
13:30-14:05 第1報告: 初めてなのに懐かしかった: 東南アジアの魚類発酵食品との出会いから
森枝卓士(フォトジャーナリスト)
14:05-14:40 第2報告: カンボジア国境域ラオ人社会の「パデーク」をめぐる民族の接触と社会変容
山崎寿美子(愛国学園大学)
14:50-15:25 第3報告: 琵琶湖域におけるナレズシの多様性と製法
堀越昌子(滋賀大学・名誉教授)
15:25-16:00 第4報告: ふなずし研究の環境史的意義
橋本道範(滋賀県立琵琶湖博物館)
16:10-16:25 コメント1(応用微生物学): 田邊公一(龍谷大学)
16:25-16:40 コメント2(文化人類学): 阿良田麻里子(立命館大学)
16:40-17:30 総合討論
17:30-17:40 閉会の辞 岩井美佐紀(東南アジア学会会長)