東南アジア学会第95回研究大会プログラム
- 日時:
- 2016年6月4日(土)・5日(日)
- 会場:
- 大阪大学豊中キャンパス法経講義棟
(〒560-0043大阪府豊中市待兼山町1-5 文学部東洋史学研究室気付)
アクセスマップ:http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access
豊中キャンパス:http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
(1. 言語文化研究科と 2. 文学研究科の間にある建物が法経講義棟)
6月4日(土)
- 12:00
- 受付開始 [2階ロビー]
- 13:00
- 開会の辞 [第5番講義室]
大会準備委員長 桃木 至朗(大阪大学)
自由研究発表(報告20分,質疑応答10分,移動・準備5分)
第1セッション [第5番講義室] 座長:蓮田 隆志(新潟大学)
- 13:00
- 阮朝治下ベトナムにおける産物税の問題―別納戸を中心として―
多賀 良寛(大阪大学・院生)
- 13:35
- ベトナム北部山地の首長権力と鉱産資源―18-19世紀のトゥロン鉱山における銅生産と流通を中心に―
岡田 雅志(大阪大学)
- 14:10
- ベトナム大南阮朝のチャンパー観―「チャム王年代記」漢訳本の参照をめぐって―
新江 利彦(静岡大学)
- 14:45
- 休憩
第2セッション [第3番講義室] 座長:飯島 明子(天理大学)
- 15:00
- 貢納からみた宋朝の天下秩序―宋朝の天下理念と東南アジア―
遠藤 総史(大阪大学・院生)
- 15:35
- タイ立憲君主制とは何か―副署からの一考察―
外山 文子(京都大学/学振特別研究員PD)
第3セッション [第1番講義室] 座長:宮脇 聡史(大阪大学)
- 15:00
- 「マレー・ナショナリズム」の統制と「人種暴動事件」
竹野富之(名城大学・非常勤講師)
- 15:35
- 災害対応のなかの都市変容-マニラ首都圏における社会階層の持続と変化を事例に―
西尾 善太(京都大学・院生)
- 16:20
- 会員総会 [第5番講義室]
- 17:20
- 東南アジア史学会賞受賞記念講演 [第5番講義室]
脱植民地主義のベトナム考古学
―「ベトナムモデル」「中国モデル」を超えて―
俵寛司(長崎国際大学)
- 18:30
- 懇親会 [豊中福利会館3階食堂]
参加費:3000円(一般・学生会員とも)
6月5日(日)
- 8:30
- 受付開始 [2階ロビー]
パネル1 高校世界史における東南アジア関係用語の厳選 その3
- 9:00-11:30
- [第1番講義室]
- 司会
- 八尾 隆生(広島大学)
- 趣旨説明
- 中村 薫(大阪大学・招へい教員)
- 報告1
- 世界史用語厳選の必要性
中村 薫
- 報告2
- 東南アジア用語リスト改訂版の作成過程と課題
青山 亨(東京外国語大学)
- 報告3
- 用語解説の例示
深見 純生(世界史B執筆者)
- 報告4
- 用語リストにもとづく教科書記述の例示
桃木 至朗(大阪大学)
- 討論者
- 後藤 誠司(京都市立日吉ケ丘高等学校)・川島 啓一(同志社高校)
パネル2 宗教実践における声と文字―東南アジア大陸部から考える―
- 9:00-11:30
- [第2番講義室]
- 司会・趣旨説明
- 村上 忠良(大阪大学)
- 報告1
- タイにおける漢文経典朗誦
片岡 樹(京都大学)
- 報告2
- 現代ミャンマーにおける在家仏教徒の朗誦専門家たち
小島 敬裕(津田塾大学)
- 報告3
- タイ系民族の仏教文書文化からみたシャンの在家朗誦
村上 忠良
- 報告4
- 仏教ポー・カレン文字の成立過程とプータマイッ伝説の再検討
池田 一人(大阪大学)
- 討論者
- 山根 聡(大阪大学)
- 11:30
- 昼食休憩
パネル3 Beyond Boundaries―〈比較〉で考える,〈比較〉を考える―
- 12:30-15:00
- [第1番講義室]
- 司会・趣旨説明
- 加藤 剛(東洋大学・客員研究員)
- 報告1
- 〈ヤシガラ椀〉の外をフィールドで学ぶ―東南アジア大陸山地民研究再考―
片岡 樹(京都大学)
- 報告2
- 東南アジア海民論と二つの比較―地域研究的越境の試みとして―
長津 一史(東洋大学)
- 報告3
- 東南アジア多元共生社会のさらなる展開―LGBTという〈想像の共同体〉の誕生?―
岡本 正明(京都大学)
- 討論者
- 清水 展(京都大学)
パネル4 朝日新聞秘蔵写真が語る「大東亜共栄圏」
- 12:30-15:00
- [第2番講義室]
- 司会・趣旨説明
- 早瀬 晋三(早稲田大学)
- 報告1
- 朝日新聞秘蔵写真の仏印関連写真
菊池 陽子(東京外国語大学)
- 報告2
- 日本占領下インドネシアをめぐる「報道」と「宣伝」の狭間で―朝日新聞秘蔵写真は誰が撮影し、どのように利用されたのか―
姫本 由美子(トヨタ財団)
- 討論者
- 根本 敬(上智大学),加納 寛(愛知大学)
パネル5 直接選挙時代のインドネシア地方政治
- 12:30-15:00
- [第3番講義室]
- 司会・趣旨説明
- 見市 建(岩手県立大学)
- 報告1
- インドネシアにおける改革派リーダーの台頭―「創造都市」バンドンを事例に―
金 悠進(京都大学・院生)
- 報告2
- 「ローカル・ポピュリスト」の台頭―2015年東ジャワ州統一地方選挙の分析から―
見市 建
- 報告3
- インドネシアの地方自治体による保健医療無料化政策―非エリート層と手を組む地方指導者の台頭―
長谷川 拓也(筑波大学)
- 討論者
- 永井 史男(大阪市立大学),増原 綾子(亜細亜大学)
パネル6 メディアを通した文化表現の地域性を考える
- 15:15-17:45
- [第1番講義室]
- 司会・趣旨説明
- 福岡 まどか(大阪大学)
- 報告1
- ビルマの近現代歌謡―メディアを通して生まれる歌謡―
井上さゆり(大阪大学)
- 報告2
- フィリピンのゲイ・コメディ映画に投影された家族のかたち
山本 博之(京都大学)
- 報告3
- インドネシア映画における地方性の表象―1980年代から現代への変化―
小池 誠(桃山学院大学)
- 報告4
- 農村のポピュラー文化―グローバル化と伝統文化保存・復興運動のはざま―
馬場 雄司(京都文教大学)
- 報告5
- ルークテープ人形の流行―人形向け航空券の販売報道をめぐって―
津村 文彦(名城大学)
- 討論者
- 福岡 まどか(大阪大学)
パネル7 都市誌の可能性―都市を地域研究するとは?―
- 15:15-17:45
- [第2番講義室]
- 司会
- 日向 伸介(静岡大学)
- 趣旨説明
- 長田 紀之(アジア経済研究所)
- 報告1
- 20世紀初頭のバンコクにおける都市農地と下肥
岩城考 信(呉工業高等専門学校)
- 報告2
- ヤンゴンの脱植民地化過程の解明に向けて
長田 紀之
- 報告3
- 近代仏教建築のつくる都市景観から見るコロンボとアジアの都市間ネットワーク
山田 協太(京都大学)
- 討論者
- 遠藤 環(埼玉大学),藏本 龍介(南山大学)
パネル8 インドネシア「国家英雄」認定に見る国民統合,
地方と民族の現在
- 15:15-17:45
- [第3番講義室]
- 司会・趣旨説明
- 金子 正徳(東洋大学・客員研究員)
- 報告1
- 国家英雄制度の誕生と展開
山口 裕子(北九州市立大学)
- 報告2
- 反転像として立ち上がる「真の英雄」―認定取り消しを求められたバリ人国家英雄をめぐって―
中野 麻衣子(東洋英和女学院大学・非常勤講師)
- 報告3
- 新たな英雄が生まれるとき―国家英雄の認定と西ティモールの現在―
森田 良成(大阪大学・特任研究員)
- 報告4
- 「地域英雄」の誕生と「地域」社会統合―インドネシア共和国・ランプン州の事例―
金子 正徳
- 報告5
- 「創られた英雄」とそのゆくえ―スハルトと「3月1日の総攻撃」―
横山 豪志(筑紫女学園大)
- 討論者
- 津田 浩司(東京大学),信田 敏宏(国立民族学博物館)
- 17:45
- 閉会の辞[第5番講義室]
東南アジア学会会長 青山 亨(東京外国語大学)