東南アジア学会第89回研究大会プログラム
- 日時:
- 2013年6月1日(土)・2日(日)
- 会場:
- 鹿児島大学
郡元 キャンパス
(〒890-8580 鹿児島市郡元1-21-24)
構内マップ http://www.kagoshima-u.ac.jp/campusmap/ 総合教育研究棟102、201、203は図書館側門を入り右折。法文学部1号館の向い。
教育学部棟204は、図書館側門と向かい合う教育学部門を入り左手。講義棟1号館2階。 - 鹿児島大学への行き方:
http://www.kagoshima-u.ac.jp/access/
鹿児島大学へは、鹿児島空港からリムジン・バス(1200円)に乗り(50分)、天文館あるいは鹿児島中央駅で下車し、市電に乗り換え。 鹿児島中央駅前電停、あるいは天文館電停から市電・郡元行きに乗車、「工学部前」で下車(15分)。徒歩5分。運賃は160円
6月1日(土)
- 12:00
- 受付開始(総合教育研究棟1階ロビー)
- 13:30
- 開会の辞(総合教育棟102)
大会準備委員長 新田 栄治(鹿児島大学)
自由研究発表(報告20分、質疑応答12分、交代時間3分)
第1会場(総合教育棟102)
第一セッション 司会:嶋尾 稔(慶應義塾大学)
- 12:40
- 蓮田 隆志(新潟大学環東アジア研究センター)
「17世紀ベトナムにおける歴史知識と修史について」 - 13:15
- 多賀 良寛(大阪大学文学研究科博士後期課程・日本学術振興会特別研究員)
「19世紀ベトナムにおける銀納制の展開」 - 13:50
- 藤村 瞳(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程)
「19世紀半ばのビルマにおけるバプティスト派宣教師のカレン像―その形成と背景」 - 14:25
- 休憩
第二セッション 司会:永井 均(広島市立大学広島平和研究所)
- 14:40
- 田崎 郁子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科日本学術振興会特別研究員)
「タイ北部カレン社会におけるバプテスト宣教とマチュ概念の規範化」 - 15:15
- 野村 佳正(防衛大学校防衛学教育学群)
「「大東亜戦争」における初期軍政確立経緯-フィリピン1942」 - 15:50
- 柿崎 一郎(横浜市立大学国際総合科学部)
「第2次世界大戦中の日本軍によるタイの一般旅客列車の利用-日本軍への請求書の分析」
第2会場(総合教育棟201)
第一セッション 司会:田村 慶子(北九州市立大学)
- 12:40
- 吉野 文雄(拓殖大学)
「東南アジアブーム検証」 - 13:15
- 工藤 献(立命館大学国際関係研究科博士課程)
「マレーシアにおける治安組織の拡大と体制の安全保障-犯罪対策の政治的側面」 - 13:50
- 瀬戸 裕之(京都大学東南アジア研究所)
「フロンティア国家における開発と治安のバランス-ラオス・ヴィエンチャン県にみる中央集権化と地方分権化」 - 14:25
- 休憩
第二セッション 司会:黒田 景子(鹿児島大学)
- 14:40
- 川口 洋史(名古屋大学大学院文学研究科博士研究員)
「ラタナコーシン朝シャム一世王政権再考」 - 15:15
- ピアダー・ションラオーン
「ラーマ5世時代のタイ南部ムスリム地域における社会秩序と法律改革」 - 15:50
- 日向 伸介(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)
「近代タイにおける史蹟と王権-1910~20 年代の王立寺院制度と仏教史叙述に着目して」
第3会場(総合教育棟203)
第一セッション
- なし
第二セッション 司会:大野 美紀子(京都大学)
- 14:40
- 久保 真紀子(上智大学アジア文化研究所客員所員)
「アンコールのプレア・カーンにおける禅定印を結ぶ仏陀坐像の表現とその配置構成-伽藍中心部の出入口装飾に着目して」 - 15:15
- 藤倉 哲郎(東京大学大学院総合文化研究科学術研究員)
「ベトナムにおける雇用機会の拡大と農村世帯の対応-カントー市ハウザン河氾濫原の一農村の事例から」 - 15:50
- 坂川 直也(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)
「革命イデオロギーから夢と笑いへ-B級映画都市サイゴンの復活」
- 16:30
- 会員総会(教育学部棟204)
- 17:30
- 東南アジア史学会受賞記念講演
西村昌也
「考古学・古代学からみたベトナムの形成過程」
- 18:30
- 懇親会(郡元南食堂エデュカ)
参加費:3,000円(一般・学生会員とも)
6月2日(日)
- 9:00
- 受付開始(総合教育研究棟1階ロビー)
パネル1 9:20-12:00, 13:00-16:00 (第1会場)総合教育棟102
東南アジアにおけるアブラヤシ関連産業と現地小農-バイオマス新産業創出の展望と農園拡大のゆくえ
9:20-12:00 セッション1(午前の部)「環境と経済の両立を目指して:マレーシアでの技術開発の最前線から」 司会:藤田 渡(甲南女子大学)
趣旨説明:藤田 渡・林田 秀樹(同志社大学)
報告1 白井 義人(九州工業大学大学院生命体工学研究科)
「グリーン成長モデル都市・北九州市の経験を活かしたアブラヤシ産業の未来化」
報告2 田中 良平(森林総合研究所バイオマス化学研究領域)
「アブラヤシの木質バイオマス利用について」
報告3 岩佐 和幸(高知大学人文学部)
「マレーシアにおけるパーム油産業の新展開-パーム油商品連鎖からパーム・バイオマスへ」
討論者:林田 秀樹
13:00-16:00 セッション2(午後の部)「インドネシアの現地小農の戦略―アブラヤシ栽培before/after」 司会:藤田 渡
報告4 寺内 大左(東京大学大学院日本学術振興会特別研究員)
「大規模アブラヤシ農園開発に対する焼畑民の反応-インドネシア・東カリマンタン州のダヤック人の事例」
報告5 加藤 剛(総合地球環境学研究所・客員)
「小農アブラヤシ栽培の大転換-1990年代末~2000年代の西カリマンタンから考える」
報告6 林田 秀樹
「アブラヤシの生産をめぐる農園企業-小農間関係の変容-インドネシア・西カリマンタン州の事例から」
討論者:田中 耕司(京都大学)
パネル2 9:20-12:00 (第2会場)総合教育棟201
黒潮に生きる漁民と東南アジア-鰹漁と戦前期水産調査を中心に
趣旨説明:福田 忠弘(鹿児島県立短期大学)
報告1 市田 惠八朗(枕崎市漁業協同組合)
「枕崎の鰹漁業から見る中西部太平洋(アジア海域)の現状」
報告2 福田 忠弘
「原耕による南洋漁場開拓とアンボンにおける漁業基地建設(昭和2年〜8年)」
報告3 山本 ちひろ(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)
「「南洋」水産調査の系譜-1920年~1934年」
討論者:片岡 千賀之(長崎大学名誉教授)
パネル3 9:20-12:00 (第3会場)総合教育棟203
インドネシア華人の国際移動と20世紀アジアの動態
司会:津田 浩司(東京大学)
趣旨説明 :北村 由美(京都大学)
報告1 北村由美
「西への道-在オランダインドネシア華人とインドネシア」
報告2 奈倉京子(静岡県立大学)
「中国(大陸)のインドネシア帰国華僑の生存環境の変化と間地域的サークルの形成」
報告3 芹澤知広(奈良大学)
「香港の中国製品デパート「国貨公司」とインドネシアからの帰国華僑」
報告4 横田祥子(滋賀県立大学)
「在台インドネシア華僑華人の移動の系譜―留学、「帰国」から結婚、出稼ぎへ」
討論者:貞好 康志(神戸大学)
- 12:00
- 昼食休憩
パネル4 13:00-16:00 (第2会場)総合教育棟201
日本からベトナムへの原発輸出-開発・市民社会・研究者
司会:桃木 至朗(大阪大学)
趣旨説明:吉井 美知子(三重大学)
報告1 遠藤 聡(共立女子大学ほか)
「ベトナムのエネルギー政策と原子力法」
報告2 伊藤 正子(京都大学)
「日本とベトナム-もたれ合いの原発計画」
報告3 中野 亜里(大東文化大学)
「大規模開発をめぐる「ガバナンス」の諸問題」
報告4 吉井 美知子
「日本からベトナムへの原発輸出が内包する差別構造と研究者の役割」
討論者:古田 元夫(東京大学)、坂本 恵(福島大学)
パネル5 13:00-14:50 (第3会場)総合教育棟203
文化遺産と考古学
趣旨説明:丸井雅子(上智大学)
報告(各20分)
カンボジア:田畑幸嗣(上智短期大学)
ラオス:大坪聖子(早稲田大学ラオス地域人類学研究所)
ベトナム:山形眞理子(金沢大学)
タイ:原田あゆみ(九州国立博物館)
コメント 課題と展望:新田栄治(鹿児島大学)
質疑応答
パネル6 14:50-16:40 (第3会場)総合教育棟203
インドネシアのジャカルタ首都圏における社会的亀裂と秩序構築の政治
司会:相沢 伸広(ジェトロ・アジア経済研究所)
報告1 岡本 正明(京都大学)
「民主化後の首都ジャカルタにおける浮動する州民の誕生」
報告2 見市 建(岩手県立大学)
「2012年ジャカルタ州知事選における「宗教的キャンペーン」と社会的亀裂」
報告3 新井 健一郎(共愛学園前橋国際大学)
「インドネシア首都圏の廉価集合住宅開発をめぐる政策・政治」
報告4 本名 純(立命館大学)
「ジャカルタにおけるプレマン政治の新秩序-ギャング抗争、闇経済、寡占安定」
討論者:日下 渉(名古屋大学)、鈴木 絢女(福岡女子大学)
- 16:40
- 閉会の辞(総合教育棟203)
弘末 雅士(東南アジア学会会長,立教大学)