東南アジア史学会 第51-55回研究大会プログラム
(発表タイトルのみの簡録です。)
第51回研究大会
- 日時:
- 1994年6月4日(土)・5日(日)
- 会場:
- 東京大学本郷キャンパス
6月4日(土)
開会の辞 桜井 由躬雄(大会準備委員長)
自由研究発表
- タイ中央部都市土地神信仰の変遷にみる民衆文化変容―祠・神体の形態変遷を中心に
加納 寛(名古屋大学大学院) - 東南アジア島嶼部と日本の中近世港市―防衛構造をめぐって
坂井 隆(群馬県埋蔵文化財調査センター) - シンガポール華人社会の宗教的職能者について―道士と霊媒の関係
根布 厚子(京都大学研修員) - パリのアブアン儀礼とスンブをめぐって
(嘉原 優子国立民族学博物鱒共同研究員) - ラーマ1世の対清外交
増田えりか(東京大学大学院) - 阮朝硃本と大南寔録―1885年の記述をめぐって
桜井 由躬雄(東京大学)
6月5日(日)
シンポジウム 《東南アジアにおげる地域秩序の変遷》
- 問題提起
総台司会 末廣 昭(東京大学) - アジアの「地域協力」構想と日本―その歴史的展開
波多野 澄雄(筑波大学) - 米中ソとインドシナ半島―1950年代の地域秩序形成
木之内 秀彦(鈴鹿国際大学) - ベトナム戦争終結後の東南アジア―1970年代の地域秩序形成
小笠原 高雪(北陸大学) - AFTAと産業調整―1990年代の東南アジア経済
竹内 順子(さくら総合研究所) - 国家形成と地城秩序―ASEANの場合
藤原 帰一(東京大学) - 総合討論
閉会の辞 吉川 利治(会長)
第52回研究大会
- 日時:
- 1994年12月3日(土)・4日(日)
- 会場:
- 大阪市立大学
12月3日(土)
開会の辞 早瀬 晋三(大会準備委員長)
自由研究発表
- 送魂儀礼よりみた黒タイ族の「民族」的位相
綾部 恒雄(愛知学院大学) - 変わりゆくジャワ舞踊をめぐって
高岡 結貴(日本学術振興会特別研究員) - カンボジアにおける政治意識
大橋 久利(東京成徳大学) - 20世紀前半ジャワの農民反乱と民衆意識―1904年Gedanan事件を例として
赤崎 雄一(広島大学大学院) - オランダ植民地支配と農作業暦―1820年代のプリアンガン地方の場合
大橋 厚子(追手門学院大学) - インドネシア史における病と癒し―もう一つの歴史研究の方法
大木 昌(八千代国際大学)
12月4日(日)
シンポジウム 《大陸東南アジア諸地域の「時代区分」》
- 問題提起
総合司会 桃木 至朗(大阪大学) - 報告1(ペトナム)
桜井 由躬雄(東京大学) - 報告2(タイ)
石井 米雄(上智大学) - 報告3(ビルマ)
伊東 利勝(愛知大学) - 報告4(雲南)
加藤 久美子(名古屋大学) - コメント1(考古学者から)
横倉 雅幸(国学院大学) - コメント2(農学者から)
河野 泰之(京都大学) - 総合討論
閉会の辞 吉川 利治(会長)
第53回研究大会
- 日時:
- 1995年6月3日(土)・4日(日)
- 会場:
- 名古屋大学
6月3日(土)
開会の辞 倉沢 愛子(大会準備委員長)
自由研究発表
- ドイモイ後の紅河デルタ村落の変化―チャンリエット村合作社の事例を中心に
岩井 美佐紀(一橋大学大学院) - タイ村落社会におげる仏教の一動向―タイ東北地方の二人の開発僧をめぐって
泉 経武(東京外国語大学大学院) - 要求と願望をつなぐもの・分かつもの」独立した類をなすビルマ語の願望表明文
澤田 英夫(京都大学大学院) - 日本占領期におけるジャワの村落首長の選出形態の変化
小座野 八光(東京外国語大学大学院) - 西ジャワ農村の土地所有権確認書類と土地所有権
水野 広祐(アジア経済研究所)
特別講演
日本の中国史研究と江南デルタ
森 正夫(名古屋大学)
6月4日(日)
シンポジウム 《戦後東南アジア世界形成の礎―1930年代-1950年代の歴史再考》
- 趣旨説明
倉沢 愛子(名古屋大学) - 大東亜共栄圏の歴史的地位
小林 英夫(駒沢大学) - 現代東南アジアの揺籃期 ことに50年代をどう見るか―戦後日本の東南アジァ関係復活を中心に
小泉 允雄(静岡大学) - 独立ビルマの形成と背年運動
武島 良成(名古屋大学大学院) - 東南アジア経済史における1930-50年代―ジャワ糖業から見た場合
加納 啓良(東京大学) - 総合討論
閉会の辞 吉川 利治(会長)
第54回研究大会
- 日時:
- 1995年12月1日(土)・2日(日)
- 会場:
- 沖縄県立芸術大学
12月1日(土)
開会の辞 加治工 真市(大会準備委員長・沖縄県立芸術大学)
自由研究発表
- 海蛇の漂へる島―考古学から見た「オキナワ」の語源
大呑 善晃(筑波大学1院) - 明代初期における琉球王国の官生―東・東南アジア世界での国子監留学生の位置づけとして
岡本 弘道(京都大学大学院) - ペトナム村落の漢文資料―ナムハー省バックロック村調査収集資料を中心に
嶋尾稔(慶応義塾大学) - 港市の橋―バンテン・ラーマの橋をめぐって
坂井 隆(群馬県埋蔵文化財調査事業団) - ラオスの紋織り技術
柳 悦州(沖縄県立大学)
12月2日(日)
シンポジウム 《海のエンポリウム沖縄―東・南シナ海の接点で》
- 趣旨説明
桃木 至朗(大阪大学) - 問題提起
桜井 由躬雄(東京大学) - 琉球における陶磁貿易の実態
亀井 明徳(専修大学)
コメント
青柳 洋治(上智大学) - 琉球近世史研究の課題―東南アジア史研究との関連から
豊見山 和行(琉球大学)
コメント
高谷 好一(滋賀県立大学) - 肋封体制の崩壊と琉球帰属間題
赤嶺 守(琉球大学)
コメント
川島 真(東京大学・院) - 総合討論
司会 高良 倉吉(琉球大学)・桜井 由躬雄(東京大学)
閉会の辞 吉川 利治(会長)
第55回研究大会
- 日時:
- 1996年6月1日(土)・6月2日(日)
- 会場:
- 早稲田大学西早稲田キャンパス
6月1日(土)
開会の辞 後藤 乾一(大会準備委員長)
自由研究発表
- 染織文様にみる南スマトラとインドの閥係―17世紀交易記録からの一考察―
太田 淳(早稲田大学大学院・研修生) - タケークの戦い―ラーオ・イサラ運動の転換―
菊池 陽子(早稲田大学大学院) - 立憲革命期タイにおける批判精神の高揚―意見表明直訴状,請願書の分析を中心に
杉山 晶子(東京外国語大学大学院) - タイにおける交通網の発展 1897~1932年 時間距離の変遷
柿崎 一郎(東京外国語大学大学院) - インドネシアの地方自治―地方首長選挙の混乱を中心に―
深尾 康夫(亜細亜大学) - マレーシア連邦主義の一断面―サバ統一党の浮沈(1985・1994)
根津 敦(慶慮義塾大学)
学会創立30周年記念特別講演会
東南アジア史像をどのようにして描くか
山本 達郎(日本学士院)
6月2日(日)
シンポジウム 《東南アジア現地資料研究の進展》
- 趣旨説明
桜井由躬雄(東京大学) - フランス領越漢地簿史料について―国家文書保存センター第2分館所蔵史料を中心に―
大野美紀子(上智大学) - タム文字貝葉文書の収集・研究状況
飯島 明子(東京外国語大学) - ビルマ・コンバウン時代の地方文書―《テッガイッ》の収集及び研究状況
斎藤 照子(東京外国語大学) - ムラユ語歴史史料の収集状況
西尾 寛治(明治学院大学) - マニラにおけるカトリック関係収蔵スペイン期文書について
菅谷 成子(名古屋女子大学短期大学部) - 総合討論
司会 鈴木 恒之(東京女子大学)・渡辺 佳成(岡山大学)
閉会の辞 後藤 乾一(会長)